「莉央の涙、初めて見た時すごく綺麗だと思ったんだ。このネックレス貰った時、泣いてた莉央を思い出しそうって言ったの覚えてる?」


「ん・・・」


「blue tearsって、このネックレスからつけた名前なんだ。青い雫が、莉央の綺麗な涙と重なってね」


「え・・・」


「素敵だと思わない?」


そう言って笑わせようとしているのか、あおくんの笑顔に釣られて、自然と涙が止まった。


「うん・・・すごく、素敵だね」


私も笑顔で返していた。



本当に、諦めずにあおくんを待っていてよかった・・・。


あおくんとなら、この先の未来もずっと笑っていられる。そう、心から思えた。




「莉央・・・愛してる」



そう言って降ってきた甘いキスは、30分後、部屋がノックされるまで続いた。







end.