ここどこ...?
天井が白い、病院?

「すず?」

「橘...先生?」

「よかった、目覚まして。
ごめん、救急車で病院運んできた」

「え?」

頑張って記憶を辿るけど思い出せない

「俺とコンビニで合流しようとしてたのは覚えてる?」

「うん、」

「コンビニの前で意識なくなって倒れちゃって。
そのまま病院連れてきた。」

「最悪だ。」

左手に違和感がある
点滴が繋がっている
またどうせ...

「点滴外して。」

「いまのすずに必要な薬だからこれ終わるまでは外せない」

「嫌だ、外して。」

得体の知れない薬を私の体に入れないで
どうせまた眠らせられる
無理すぎる

「すず、落ち着いて俺の話きける?」

「点滴外してくれるなら話聞く」





「...わかった、一回外そう。」

ちょっと考えたあと
左手から点滴を抜いてくれた