忘れられない恋

私は床に座り込み、泣き叫んだ。









「ーーッう、うァアあ゙嗚呼ああん!」









体育館に響き渡る私の泣き声。



とてつもなく胸が張り裂けそうだった。


今でも仁くんが大好きだから。





ずっと二人で笑い合っていたいのに。


仁くんの笑顔が大好きで、

大好きで堪らなかったのに。






ごめんね、

今の二人の顔は笑ってない。



仁くんも耐えきれなかったのだろう。



目から大粒の涙が溢れ落ちる。








本当にごめん。



こんな俺を好きになってくれて……



















ありがとう。











私も……












仁くんと過ごした時間はあっという間だったけど、物凄く楽しかったよ。



本当にありがとう。



仁くんのことだけは忘れない。



たとえこの世界が枯れ果てたとしても、絶対に。





仁くんのことだけは……絶対に忘れない。



私たちは涙が枯れるぐらい泣き続けた。





そして、

声が枯れるぐらい喚き続けた。