忘れられない恋

結空のお継母さんと結空の担任の先生の姿が……



仁は目を丸くしていた。


結空に何かあったのではないかと察し、

仁は落ち着いていられない。



「ちょっと、いいかげんにしてちょうだい」


結空のお継母さんは仁を見るや否や、

声を荒げる。



「おかあさん」


結空の担任の先生が結空のお継母さんを宥める。



「あんた、どうなってんのォッ!」



結空のお継母さんは両手で机を叩きつけた。



「あんたら家でこそこそと遊んどるやろ?」


仁は心臓が止まりそうになった。


なぜ家で遊んでいることがバレたのか。


厳重に注意を払って会っていたのに。



結空はお継母さんと絶対に家で遊ばないと約束していた。



仁もそれを知っている。