忘れられない恋





10月に入り、

二人の生活を大きく変える出来事が起きる。



今日は結空が欠席だった。


仁は結空からメールも返ってこない。


電話に出ないことを不審に思う。


こんなこと初めてで、

仁はとても心配になっていた。



放課後、

二年生の学年主任が仁を呼びに来た。



「一ノ瀬、ちょっといいか?」


先生は仁を連れて生徒指導室に向かった。


仁は嫌な予感を感じ、唾を飲み込む。



仁は生徒指導室に入ると、目を疑った。



嫌な予感が的中したのだ。


そこには、