忘れられない恋

5月になり、

三年生達が引退して、新チームが始動する。



先輩達が目標に掲げていた県大会出場は叶うことはなかった。



運悪く、初戦の相手が優勝候補。

一ノ瀬先輩が善戦し活躍するも男子バスケ部は力尽きたのだ。



結局、予想通りの一回戦敗退。


不甲斐ない結果に終わり、

キャプテンは泣きながら一ノ瀬先輩にチームを託した。




「あッと…%△♯?おま…ッ◎&@!んッダ!」



全く何を言ってるのか分からない。



それでも、キャプテンの熱い気持ちだけはヒシヒシと伝わってくる。


一ノ瀬先輩はキャプテンを引き継ぎ、チームを牽引していくことになった。