忘れられない恋





それからというもの、

私の肩まであった髪もすっかり伸び切り、私は新人社員の指導を任せられるぐらい、職場に欠かせられない立ち位置についていた。




あれだけ傷ついた仁くんとの恋なんて、今では平然としていられる。



時々、想う仁くんとの思い出を胸の奥底にしまい込み、今日という終わらない人生を歩いていた。





〔私、結婚する!!!〕




2015年5月、私に良い知らせが届く。