……でもそれは、お昼休憩の時だけは無効になる。
男子は嫌い。それは揺るがない事実。
けど一人だけ……嫌いではない男子が、この学校に存在している。
「今日も寝てるし……。」
私はお昼休憩になると決まって、屋上へと向かう。
本来ならば立ち入り禁止だけど、私にとっては関係がない。
ある伝手から、鍵をこっそり拝借しているから。
その伝手が何かと言うと、簡単に言えば教師。
教師と一概に言っても、教頭と言ったらいいだろう。
私と教頭先生は、めちゃくちゃなくらい仲がいい。
というのも、私が教頭先生と親戚関係に当たるから。
私のお父さんのお兄さんが、その教頭先生。
私は姪として可愛がってもらっていて、私も教頭先生は男だけど結構好意的に思っている。
でも流石に、学校でもそういった贔屓はやめてほしい。
それは以前に言った事がある。それなのに教頭先生はやめてくれない。
屋上の鍵だって、最初は要らないと断っていた。校長にバレたら普通にヤバいから。
教頭先生の体裁が悪くなるのも嫌だから拒否していたけど、次第に「まぁいっか」と軽い気持ちへと変わっていった。
男子は嫌い。それは揺るがない事実。
けど一人だけ……嫌いではない男子が、この学校に存在している。
「今日も寝てるし……。」
私はお昼休憩になると決まって、屋上へと向かう。
本来ならば立ち入り禁止だけど、私にとっては関係がない。
ある伝手から、鍵をこっそり拝借しているから。
その伝手が何かと言うと、簡単に言えば教師。
教師と一概に言っても、教頭と言ったらいいだろう。
私と教頭先生は、めちゃくちゃなくらい仲がいい。
というのも、私が教頭先生と親戚関係に当たるから。
私のお父さんのお兄さんが、その教頭先生。
私は姪として可愛がってもらっていて、私も教頭先生は男だけど結構好意的に思っている。
でも流石に、学校でもそういった贔屓はやめてほしい。
それは以前に言った事がある。それなのに教頭先生はやめてくれない。
屋上の鍵だって、最初は要らないと断っていた。校長にバレたら普通にヤバいから。
教頭先生の体裁が悪くなるのも嫌だから拒否していたけど、次第に「まぁいっか」と軽い気持ちへと変わっていった。