甘くて優しい青春恋物語 ~初恋ジューンブライドの誓いは甘酸っぱい~

「はづきん、そういうの全部体験した……?」

《……うん。はやくんのことになっちゃうと、どうしてもそうなっちゃうんだよね。》

 あはは……と乾いた笑みを浮かべるはづきんに、そのはやくんとやらに嫉妬する。

 良いなぁ、そこまで想われてるって事なんだろうなぁ……。

 ……これが嫉妬か。

 そこまで考え、一人でうんうんと頷く。

 もしかすると私の想い人ははづきんなのかもしれない、と考えつく。だってはづきんの彼氏に嫉妬してるんだもん。

 私だって、倫理観が欠如してるわけじゃないから二人の邪魔はしないけど……。

「恋って楽しい?」

 何となく、そんな質問を投げてみる。

 恋は今まで身近じゃなかったから、どんなものなのかが全然想像できない。

 そんな私の言葉にはづきんは、落ち着いた声で告げた。

《楽しい時もあれば辛い時もある、かな。恋って難しいから。》

「……それでも、はづきんは彼氏とこれからも居たいって思うの?」

《うん、もちろん。だって、大好きだから。》

 大好き、か……。