甘くて優しい青春恋物語 ~初恋ジューンブライドの誓いは甘酸っぱい~

《えぇ……そう言われても、何て言えば……》

「この通り! 恋愛間のごたごたには巻き込まれたくないから、だから参考にしたいから教えて!」

《うーん、そうだなぁ……。》

 私のお願いに、はづきんは可愛らしく考え込んでいるらしい。

 ……マジで私の従姉妹可愛すぎる。あの上辺だけ良い顔してる男から、はづきんを引き離してやりたいなぁ……。

 だけどしてしまえば、私はづきんに嫌われるんじゃ……?

 だったらやめておこうかな、はづきんが悲しむのは嫌だし。

 はづきんとは違った事で頭を悩ませ、悶々と考える。

 その時思いついたのか、はづきんがゆっくりと口にしだした。

《例えばなんだけど……その人のことを考えると心臓がドキドキしたり、きゅーって締め付けられそうになったりする感覚にはなるかも。他にも嫉妬しちゃったりとか、独占したくなっちゃたりとか……かな?》

「……そうなんだ。」

 意外と具体的で、思わずほうっと息が出る。

 でもここまで、はづきんが具体的に言えるって事はまさか……。