珍しい、静流から声かけてくるなんて。
静流は無口で滅多に自分から喋ろうとしないから、つい手を止めて言葉を待つ。
何言ってくるんだろ……。
無口故、何を言ってくるのか予想できない。
静かに言葉を待っていると、直後に静流の綺麗な薄い唇が開かれた。
「香、好きだ。」
「…………はい?」
え、静流今何て言ったの……?
好き、とは……一体。
「俺と付き合ってほしい。」
ぽかん状態の私に、追い打ちをかけるようにそう言ってくる静流。
付き合って……?
好きという言葉と付き合ってという言葉を照らし合わせて、しばし考える。
でも結論はすぐ出した。というより、考えなくても決まってる。
「ごめん無理。」
静流も知ってるはずだ、私が男嫌いな事は。
それなのに告白してくるとは、如何なる事か。
っていうか私、まだお弁当食べ終えてないんだけど。
心の中で愚痴を洩らし、箸をもう一度握り直す。
……はっきりと断って、再び食べようとする。
そう……断った、のに。
静流は無口で滅多に自分から喋ろうとしないから、つい手を止めて言葉を待つ。
何言ってくるんだろ……。
無口故、何を言ってくるのか予想できない。
静かに言葉を待っていると、直後に静流の綺麗な薄い唇が開かれた。
「香、好きだ。」
「…………はい?」
え、静流今何て言ったの……?
好き、とは……一体。
「俺と付き合ってほしい。」
ぽかん状態の私に、追い打ちをかけるようにそう言ってくる静流。
付き合って……?
好きという言葉と付き合ってという言葉を照らし合わせて、しばし考える。
でも結論はすぐ出した。というより、考えなくても決まってる。
「ごめん無理。」
静流も知ってるはずだ、私が男嫌いな事は。
それなのに告白してくるとは、如何なる事か。
っていうか私、まだお弁当食べ終えてないんだけど。
心の中で愚痴を洩らし、箸をもう一度握り直す。
……はっきりと断って、再び食べようとする。
そう……断った、のに。

