今は魔王の手も借りたい。~転生幼女のほのぼのチートスローライフ~

 魔物素材(アイテム)の回収を終えたフェンデルが立ち上がり、薄暗い洞窟の先を示す。

(今ならまだ帰れる……はず)

「魔物もいて危ないし、今日はこのくらいにするとか……」

「ここで帰ったらもったいねーじゃん?」

 控えめに提案したエステルだったが、ディルクが首を横に振る。

「大ネズミ程度ならどうとでもなるしな。ほかにいたとしてもスライムと洞窟コウモリくらいだろ」

 フェンデルもそう言って歩き出してしまう。

(たしかにここには雑魚しかいないけど……!)

「だけどもしなにかあったら……」

「そうならないように最後まで気を抜いちゃだめだよ」

「……うん」