今は魔王の手も借りたい。~転生幼女のほのぼのチートスローライフ~

(私ならゲームになかったことだってできる!)

 聖水を浴びた小石を勢いよくネズミに向かって投げると、ダメージを受けて鈍くなっていた身体にうまく当たった。

「ジィ……」

 石の当たった場所から白い煙が立ち上り、それと同時にネズミが地面に伏す。

 エステルの一撃が決定打だったようで、危険な魔物はそれきり動かなくなった。

(こんな子供の力じゃ石を投げてもダメージにならないけど、聖水なら関係ない。戦闘中、魔物に向かって使うと固定で一ダメージ入るから)

 それを利用した経験値稼ぎを思い出し、エステルはほろ苦い笑みを浮かべる。

(ゲームやっててよかったぁ)

「意外とやれるもんだな」