ディルクよりも軽い片手剣は、ミミズにも似たネズミの尾を切り落とした。
「ジジッ!」
苦悶の声をあげるネズミに向かって、レナーテが杖を向ける。
「みんな、どいて!」
前衛のふたりがレナーテを振り返らずに飛びすさると、杖から放たれた氷のつぶてが雨のように降り注いだ。
「ジッ! ジジッ!」
灰色の毛並みに突き刺さった氷のつぶてが蒸発し、代わりに赤い液体が地面を濡らしていく。
(私ものんびりしてられない)
ネズミは荒い呼吸を繰り返しながらもまだ戦う気でいるらしかった。
エステルは愛用の斜めがけのカバンから聖水の瓶を取り出し、同じく中に入っていた小石に軽く振りまく。
「ジジッ!」
苦悶の声をあげるネズミに向かって、レナーテが杖を向ける。
「みんな、どいて!」
前衛のふたりがレナーテを振り返らずに飛びすさると、杖から放たれた氷のつぶてが雨のように降り注いだ。
「ジッ! ジジッ!」
灰色の毛並みに突き刺さった氷のつぶてが蒸発し、代わりに赤い液体が地面を濡らしていく。
(私ものんびりしてられない)
ネズミは荒い呼吸を繰り返しながらもまだ戦う気でいるらしかった。
エステルは愛用の斜めがけのカバンから聖水の瓶を取り出し、同じく中に入っていた小石に軽く振りまく。

