今は魔王の手も借りたい。~転生幼女のほのぼのチートスローライフ~

 だからこそ彼女が唯一幸せな笑顔を見せるディルクとの恋愛イベントが輝くのだが、エステルはそんな形でレナーテの笑った顔を見たくはなかった。

(私がみんなを助けるんだ)

 最初は自分が死なないためだった。

 今は仲間たちや親切な村の人々、そして穏やかな生活を奪われないために、エステルは固く決意した。



 その後、五人はそれぞれ普段やっている村の仕事を行って一日を過ごした。

 レスターは村にある小さな野菜畑の管理。水やりや雑草取りといった作業はエステルも手伝った。

 ディルクは力仕事だ。老朽化した建物や柵を直したり荷物運びをしたり、ときには魔物退治をすることもある。