今は魔王の手も借りたい。~転生幼女のほのぼのチートスローライフ~

「村の装備なんて大したことないよ。やっぱりやめよう?」

「そんな場所だってわかってたのにお散歩したのね?」

「う……」

 レナーテの正論になにも返せなくなり、エステルは口をつぐんだ。

(こんな形でプロローグに入ったりしないよね……?)

 妹の不安を違う意味で捉えたのか、レスターが優しく話しかける。

「留守番してていいよ。お前が言う通り危ないし」

「……ううん、行く」

(まだ本当に魔王が復活するって決まったわけじゃない。誰かが封印を解きそうになったら私が止めるんだ)

 そんなエステルをレナーテがぎゅっと抱きしめて撫でた。

「大丈夫よ。みんなのことは私が守るわ」