今は魔王の手も借りたい。~転生幼女のほのぼのチートスローライフ~

 フェンデルにも止める気はないようだ。

「フェンデルは戦うのとか無理でしょ? 危ないよ?」

「俺だっておちびちゃんのひとりやふたり、守ってやれるさ」

「で、でも」

「大丈夫だって! なんかあったら俺がぶっ飛ばしてやる!」

 こういうときのディルクの頼もしさには喜べず、エステルは内心焦りを募らせる。

「魔物は怖いって村長さんも言ってたし、ぶっ飛ばせないと思う……!」

「じゃあ、今日のうちに装備を整えておかないとな」

 レスターが言うのを聞いて、今度こそエステルは凍りついた。

(お兄ちゃんなら『エステルを危ない目に遭わせられない』って止めてくれると思ったのに)