今は魔王の手も借りたい。~転生幼女のほのぼのチートスローライフ~

 ディルクにしてはまともな答えだった。

 くすくす笑うエステルの頬を、フェンデルがわざわざ手を伸ばしてつつく。

「だめよ、フェンデル」

 レナーテがやんわり叱り、エステルはこっそり勝ち誇った表情を浮かべた。

「俺だけで食うのももったいねーし、みんなで食おーぜ!」

「手伝ったのはディルクなのに──」

「いやあ、悪いね。ちょうどがっつり肉を食いたかったとこ」

「フェンデルはレスターを見習ったほうがいいと思うわ」

 幼馴染四人が雑談をしている間、エステルはカゴの中を確認する。

(これは牛肉だよね)

 葉にくるまれた塊は赤身肉だ。