今は魔王の手も借りたい。~転生幼女のほのぼのチートスローライフ~

「もう、またなのね。相変わらずなんだから」

 月の光にも似たぼんやりとした蛍光グリーンの瞳がエステルを捉える。

 十六歳とは思えないほどの女性的な魅力にあふれた身体つきと、包容力のある独特の優しい雰囲気。

 ワンピースタイプのローブはなぜか胸もとを強調する形になっており、そこからちらりと覗くほくろがなんとも扇情的である。

 やんちゃな幼馴染たちを諭すお姉さん魔法使いの彼女を、ファンは親しみを込めて『ママ』と呼んだ。

「後でかわいくしてあげるわね」

「ありがと、レナーテ」

 レナーテはディルクとは違い、優しい手つきでエステルを撫でた。

「俺もいるよ」