今は魔王の手も借りたい。~転生幼女のほのぼのチートスローライフ~

 器に白米を盛ってから、しっかり煮込んだ鶏肉とタマネギに目を向ける。

「そういえば、卵は?」

 実にちょうどいいタイミングでレスターから質問が飛んできた。

「これからだよ、お兄ちゃん」

 ふふんと得意げに胸を張って、別に用意した器へと卵を二個割り入れる。

 生みたての卵は黄身がぷっくりと丸く膨らんでいてつややかだった。

色味も濃厚で、卵かけご飯にしただけでも充分舌を楽しませてくれるだろうと容易に想像できる。

(お腹空いた! ご飯食べたのに!)

 早すぎる朝食が逆に空腹を刺激する羽目になっていた。

 エステルは急いで卵を溶くと、少し煮詰まった鍋の中へ投入する。

「わっ」