今は魔王の手も借りたい。~転生幼女のほのぼのチートスローライフ~

(ラズにも話さなきゃな。新しい場所にも遊びに来てって。久し振りに私のほうから会いに行ってもいいかも! それと……)

 彼らと笑い合いながら、エステルはもうひとり伝えなければならない人のことを考えていた。



「ゼファー」

 真夜中に外へ出たエステルは、村のはずれにいたゼファーをすぐに見つけ出した。

 駆け寄ろうとするも勝手に魔法で運ばれ、宙に座ったゼファーの膝に乗せられる。

「ずいぶんと遅くまで盛り上がっていたな」

「うん、これからのことを話してたの」

 エステルは昼間の詳細と、幼馴染たちとの会話をすべてゼファーに語った。