今は魔王の手も借りたい。~転生幼女のほのぼのチートスローライフ~

 普段、料理を担当するのはレスターだ。自分の作った料理で妹の喜ぶ顔を見るのが好きらしい。

「私がお兄ちゃんのためにご飯を作る日だよ。特別じゃない?」

「特別だな、間違いない」

 ディルクも単純だが、レスターもエステルがかかわると様子がおかしくなる。

「村を挙げてお祝いすべき日だよ。砂糖も持ってこようか」

「それは贅沢しすぎ!」

 塩と同じく、砂糖も貴重品だ。

 それにこちらはほかの調味料に比べて値段がはるかに高い。

 行商人によっては牛一頭と小さな袋ひとつ分を交換しようと言うほどである。

「お砂糖はいいから、タマネギを洗って」

「わかった」