今は魔王の手も借りたい。~転生幼女のほのぼのチートスローライフ~

「はい。そのときは村で作ったお酒をお持ちしますね。ほかにお好きなものはありますか?」

「君が元気に笑ってくれたらそれで充分だ。子供の笑顔はいつだって心を豊かにさせてくれる」

 エステルも椅子を下り、まじまじとハーグを見つめる。

(子供が好きだから、ゲームでディルクを引き取って面倒を見たんだろうな。……この人も無事に生きる未来を迎えられてよかった)

 ハーグが扉を開ける前に、エステルが先に玄関へ向かう。

 そして丁寧に扉を開け、彼が外へ出るのを促した。

「いいお返事ができるように、お兄ちゃんとたくさん考えます」

「ああ、だけど無理だと思ったらそう言ってかまわないからな」