今は魔王の手も借りたい。~転生幼女のほのぼのチートスローライフ~

 浴室がないのは痛手だが、入浴の文化がないよりはいいだろう。

「じゃあご飯作るね」

「なにか手伝おうか?」

「だったらお米を持ってきてくれる? あとタマネギと鶏肉とお醤油」

 すぐに料理に取り掛かろうと手を洗いながらレスターに頼むと、彼はなんとも言えない表情でエステルを見返した。

「贅沢すぎないか?」

 メイナ村では行商人との交易でしか塩や醤油を手に入れられない。

 よって食事は素材の味をそのまま楽しむのが一般的だ。

 塩も調味料として使用するよりは、肉や野菜を塩漬けにするために使われることがほとんどである。