今は魔王の手も借りたい。~転生幼女のほのぼのチートスローライフ~

 騎士団長直伝の技術と経験は、レスターの中にしっかり刻まれている。

「ま、待て! 隷属の魔法なら解くから……!」

 今度は蒼白になったゴダンが悲鳴をあげ、一拍ののちにエステルの足から例の銀の輪がはずれた。

 エステルがほっとしたのも束の間、そばにいたゼファーが冷たく言い放つ。

「さっさと殺せ」

 ゼファーが足を一歩踏み出しただけで、周りにいた私兵たちが示し合わせたようにざっと後ろに下がった。

「エステルにそんなもの見せたくない」

「ならば私がやる」

 その言葉に掛け値なしの本気を感じたゴダンが縮み上がった。

「ひいいっ! ゆ、許してくれ! もうしない!」