レスターはエステルに向かって儚い笑みを浮かべると、ほっと息を吐いた。
「時間、あんまり長く止めていられないから手短に伝えるね」
「う、うん」
(時間を止めてる? どうやって?)
エステルが意識すると、たしかに夢の中にいるような奇妙な空気に包まれているのを感じた。
レスターとエステルが発する以外の音はなく、すぐにここまで飛んできそうな勢いだったゼファーも現れない。
「私はこの世界とは違う未来を迎えた、もうひとつの世界で生きてたの。あなたを守りたくてレスターになったんだ」
レスターに抱きかかえられたエステルの身体がゆっくりと崖の上へ登っていく。
「時間、あんまり長く止めていられないから手短に伝えるね」
「う、うん」
(時間を止めてる? どうやって?)
エステルが意識すると、たしかに夢の中にいるような奇妙な空気に包まれているのを感じた。
レスターとエステルが発する以外の音はなく、すぐにここまで飛んできそうな勢いだったゼファーも現れない。
「私はこの世界とは違う未来を迎えた、もうひとつの世界で生きてたの。あなたを守りたくてレスターになったんだ」
レスターに抱きかかえられたエステルの身体がゆっくりと崖の上へ登っていく。

