今は魔王の手も借りたい。~転生幼女のほのぼのチートスローライフ~

 ゼファーの声には後悔とエステルへの心配、そしてゴダンに対する怒りが込められていた。

「……この子供を助けに来たのか?」

 ゲーム内でもボスになるだけあって、ゴダンは頭の回転が速かった。

「予言者なる者がいると聞いたが、まさか……」

「その手を離せ」

 ゴダンの手がほんの少しだけ緩む。

 しかし完全にはエステルを解放しようとしない。

「動くな、この子に生きていてほしいなら」

 ゴダンがエステルを引きずり、盾にするようにゼファーへと向ける。

「い、た……」

 乱暴に扱われたエステルが顔をしかめると、ゼファーの目つきが鋭くなる。