今は魔王の手も借りたい。~転生幼女のほのぼのチートスローライフ~

 淡々と言いながら、ゼファーはエステルの足にそっと触れた。

「魔法をかけた張本人に解いてもらったら平気?」

「殺したほうが早い」

「……それは最後の手段にしよう」

 ゼファーがもの言いたげに片眉を上げる。

 この状況で甘いことを、と思っているのは明らかだったが、エステルは素直にゼファーの提案を受け入れたくなかった。

「そんな人のことであなたの手を汚したくない」

「……下らん感情だな」

 吐き捨てるように言ったゼファーだったが、エステルの想いには気づいているようで否定しなかった。