今は魔王の手も借りたい。~転生幼女のほのぼのチートスローライフ~

「助けに来てくれてありがとう」

「呼ばれたから来てやっただけだ」

「……うん」

 いつも通りのゼファーの態度はエステルをなによりも安心させた。

 くすっと笑ったエステルに向けられたゼファーの眼差しも、心なしか優しい。

「ひどいこと言うから、嫌われたんだと思ってた」

「お前がいつまでも私に怯えるからだ」

「怯えてないよ」

「ならばなぜ、私を遠ざけようとする?」

 エステルはきょとんとしてから、まばたきをした。

「頼らないって言ったから怒ってたの?」

 ゼファーは答えずに鼻を鳴らした。

 また、エステルがくすくす声を上げて笑う。