今は魔王の手も借りたい。~転生幼女のほのぼのチートスローライフ~

 湿った藁が集まるとかなりの重さになるのに、少しも大変そうに見えないのは彼が力担当だからだろう。

 とはいえ、ディルクも子供だ。

ひとりでやらせるのは気が引けて、エステルが声をかける。

「ほんとにディルクだけで平気?」

「へーきへーき。っつか、平気じゃなくてもエステルの力は借りねーよ」

 よいしょ、と汚れた藁の山を端に寄せたディルクがふたりのもとへ近づく。

 そして自分の腰までしかないエステルの頭を勢いよく掴んだ。

「こういうのは俺に任せとけ。お前はいっぱい食って大きくなんのが仕事だ」

「いーたーいー」

(撫で方が荒いよ!)