今は魔王の手も借りたい。~転生幼女のほのぼのチートスローライフ~

「最初からこのつもりで私を招待したんですか?!?」

「私は有能な人材を集めるのが趣味でね」

 答えになっているようでなっていないのが、エステルの恐怖をさらに煽る。

「大丈夫、怖くないよ。君がいい子にしてくれるならね」

「やだ……っ」

 エステルは怖がって叫んだが、キュラス男爵は彼女を見て不気味に微笑んだだけだった。



「お兄ちゃんのところに帰して!」

 豪奢な部屋に幽閉されたエステルは、美しい装飾がされた象牙色の扉を何度も叩いた。

(こんなことになるなんて……!)

 まったく予想していなかった展開はエステルをひどく怯えさせた。