今は魔王の手も借りたい。~転生幼女のほのぼのチートスローライフ~

「見てわかるだろ? 牛に餌やってんだよ」

 そう言いながらディルクが牛の餌箱に再び藁を詰め始める。

「それはいいんだけどさ。俺、一緒にエステルを探してくれって言わなかったっけ?」

 レスターがあきれたように言うと、ディルクははっと目を丸くした。

「忘れてた!」

「お前ってそういうやつだよな」

 苦笑しているが、レスターの声にディルクを非難する響きはない。

「じっちゃんが腰痛めたって言うから、手伝わなきゃって思って! 悪ぃ!」

「いいよ。エステルも無事に見つかったし」