(こうやって思ってるうちは、将来どうするか考えなくてすみそう)
なにもかもが終わった後のことを想像し、エステルはにへらっと気の抜けた顔で笑った。
秋に向けて、村での生活は順調だった。
エステルはレナーテと塩の増産に向けてあれこれと考えるうち、魔力を宿した道具──魔道具による発酵装置を開発してしまった。
これによって麹が作られたため、村には新しく甘酒が生まれた。
これはラズだけでなく街からやってきた商人に卸す村の特産品となった。
高値で取引されたおかげで村の財政が潤うと、村人たちの間で使われる道具に鉄製品が増え、ますます日々の生活が豊かになる。
なにもかもが終わった後のことを想像し、エステルはにへらっと気の抜けた顔で笑った。
秋に向けて、村での生活は順調だった。
エステルはレナーテと塩の増産に向けてあれこれと考えるうち、魔力を宿した道具──魔道具による発酵装置を開発してしまった。
これによって麹が作られたため、村には新しく甘酒が生まれた。
これはラズだけでなく街からやってきた商人に卸す村の特産品となった。
高値で取引されたおかげで村の財政が潤うと、村人たちの間で使われる道具に鉄製品が増え、ますます日々の生活が豊かになる。

