エステルは妙に感心しているラズを連れ、氷室から先日作った塩を持ち出した。
海水を濾過し、鍋で煮詰めてから再び濾過してまた煮詰め、と手間をかけてようやく完成した貴重なものだ。
エステルは小さな布袋に入った塩を見て苦笑する。
「あんなに海水を持ってきてもらったのに、これだけにしかならないの。ラズも作るときは大変だったでしょ」
「ああ、とても」
エステルがラズに頼む海水の量は、毎日一リットル程度だ。
ほかの荷物を考えるとそれだけでも申し訳ないくらいだが、その量の海水から作られる塩はわずか大さじ一杯程にしかならない。
海水を濾過し、鍋で煮詰めてから再び濾過してまた煮詰め、と手間をかけてようやく完成した貴重なものだ。
エステルは小さな布袋に入った塩を見て苦笑する。
「あんなに海水を持ってきてもらったのに、これだけにしかならないの。ラズも作るときは大変だったでしょ」
「ああ、とても」
エステルがラズに頼む海水の量は、毎日一リットル程度だ。
ほかの荷物を考えるとそれだけでも申し訳ないくらいだが、その量の海水から作られる塩はわずか大さじ一杯程にしかならない。

