今は魔王の手も借りたい。~転生幼女のほのぼのチートスローライフ~

(魔王って呼ばれるようになったのは封印から解放されたあと。つまり、それまではちょっと強すぎるだけの魔族でしかないんだよね)

 封印されている間も、解放されたあともなにかとかかわりが多かったエステルは、ゼファーについての理解を深めている。

 エステルが彼に抱く感情に、以前のような恐れや否定的なものはない。

「あなたにはメイナ村でただのよくわからない予言者として生きてほしいよ」

 魔王にはなってほしくない──と言外に込めるが、この世界で生きているゼファーには永遠にわからないだろう。

「ただのよくわからない予言者に仕立て上げたのはお前だ」