今は魔王の手も借りたい。~転生幼女のほのぼのチートスローライフ~

 しかし商業区へ向かったエステルは、街の入口や中心の広場、騎士団の詰所の前に比べてかなり活気にあふれた様子を目の当たりにし、めまいを覚えた。

(うーん、人が多い)

 メイナ村の人口は三十人に満たない。

 商業区に入ってすぐ右手にある店の客だけで、その人数を達成できてしまいそうだ。

(今日だけじゃ回りきれないだろうし、範囲を決めてお店を見よう)

 通りにかまえた店もあれば、露店もある。

 エステルは人にもまれながらも、どういう店があり、どんな商品が置いてあるのかをしっかり確認した。

 困ったのは周囲の人々の視線だ。

(気まずい……)