今は魔王の手も借りたい。~転生幼女のほのぼのチートスローライフ~

『しばらくルヘンにいるのか? もしそうなら、村の者に伝えられるように私が稽古をつけよう』

 忙しい騎士団長の願ってもない申し出を断るつもりはなく、エステルのほうから積極的にレスターの訓練を頼んだのだ。

 レスターは自分が稽古をつけている間に妹をひとりにしたがらなかったが、エステルには考えがあった。

(ふたりいるんだから、それぞれ街の情報を持ち帰ったほうが絶対に効率がいい)

 そういうわけでレスターが村の防衛に関する知識を得ている間、エステルはもうひとつの目的だった街での需要の調査と、村にないものの調達をすることになった。