今は魔王の手も借りたい。~転生幼女のほのぼのチートスローライフ~

 子供だからと笑わずに話を聞き、解決しようとしてくれる姿は、エステルの知っている頼もしい騎士ハーグと寸分たがわなかった。

 もっとも、エステルが菓子を食べるたびにまた威厳のない緩んだ顔に戻っていたのだが。

 そして村の防衛設備について聞いた彼は、メイナ村でも無理がなさそうな方法をいくつか教えてくれたのだった。

(そういえばゲームで前衛と後衛の役割を教えてくれたのもハーグさんだったな)

 今さらそんなことを思い出しながら、エステルはひとりで街の散策を始める。

 レスターがいないのは詰所で騎士たちの訓練に参加しているからだ。