今は魔王の手も借りたい。~転生幼女のほのぼのチートスローライフ~

 覗き込まれたエステルの肩がびくっと跳ねる。

 その小動物めいた仕草を見て、ハーグが小さく呻いた。

「かっ、かわいいな……!?」

「自慢の妹なんです!」

 すかさず反応したのは自他ともに認める妹馬鹿のレスターだ。

「ちょっ、お兄ちゃん」

「エステルのかわいさは街でも通用するんですね! 俺の思った通りだ……!」

「なに言ってるの!?」

 今度は違う意味で気まずくなったエステルがレスターの口を塞ごうと手を伸ばす。

 しかし身長差のせいで届かず、ぴょんぴょん背伸びをする羽目になった。

 それがまた愛らしかったせいか、ハーグが額を押さえる。