初対面なのに知っている人間というのも奇妙な感覚だったが、エステルはすぐに考えを改めた。
(第一章はプロローグから何年もあとの話。みんなと違ってハーグさんは私と同じように、本来の年齢なんだ)
大人になった幼馴染ふたりの里帰りに同行したハーグは、そこで待ち構えていた強力な魔物──ボスに敗れ、命を落とす。
レベルの低い勇者と戦士をサポートする序盤限定のお助けキャラだが、頼もしい言動や亡くなる直前にディルクを息子と呼ぶ姿などから人気は高い。
(有名人に会うってこんな感じなのかな)
エステルが一種の感動すら覚えていると、不意にハーグが振り返る。

