今は魔王の手も借りたい。~転生幼女のほのぼのチートスローライフ~

 フェンデルの視線がエステルからゼファーに向く。

 いつもエステルや幼馴染たちに向けるものとは違い、彼らしくない鋭い眼差しだった。

「あんたか?」

「ゼファーはなにも悪くないよ」

 ひやっとしたものを背筋に感じ、エステルは慌ててふたりの間に割って入った。

「私がご飯を作るとそうなっちゃうみたいなの。お兄ちゃんも知ってる」

「とんでもねえな。それじゃなにかい、俺も魔法を使えるようになったり?」

「……どうだろう」

 ゲームではフェンデルも簡単な魔法を覚える。