今は魔王の手も借りたい。~転生幼女のほのぼのチートスローライフ~

「じゃあ……ここを見てもらってる間に、またベリーを採ってくるね。フェンデルのお酒用に」

「期待してるぜ」

 フェンデルが前髪で隠れていないほうの片目をまばたきするように閉じる。

 ウィンクされたエステルは小さな手をきゅっと握り締めた。

(いっぱい造ろう!)



 そのあと山でうっかりデート中、もとい薬草採取中のレナーテとディルクに遭遇したエステルは、ほんのり申し訳ない気持ちになりながらふたりと行動をともにした。

 陽が暮れた頃に突然現れたゼファーに運ばれて村に戻り、再びフェンデルの家へ向かう。

「ただいまー」

「おかえり、ちびちゃん」