「……できるわけないわ。普通なら」
「……だよね」
エステルはなんの変哲もない古びた棚に手を伸ばした。
魔法がかかっているとはとても思えない、本当にどこにでもありそうな棚だ。
「凍らせておくのが目的なんじゃなくて、腐敗を防ぐのが目的なら、そもそも時間を止めたほうが早いって。この棚に保管しておけば、時間を止めて保存できるらしいわ。意味はわかるのよ。でも実現できるなんて……おかしいじゃない」
「……そうだね」
レナーテの手を握り返し、エステルは唇を噛む。
(人の農作業にくっついて回って文句を言うだけの人なんかじゃないって忘れてた)
「……だよね」
エステルはなんの変哲もない古びた棚に手を伸ばした。
魔法がかかっているとはとても思えない、本当にどこにでもありそうな棚だ。
「凍らせておくのが目的なんじゃなくて、腐敗を防ぐのが目的なら、そもそも時間を止めたほうが早いって。この棚に保管しておけば、時間を止めて保存できるらしいわ。意味はわかるのよ。でも実現できるなんて……おかしいじゃない」
「……そうだね」
レナーテの手を握り返し、エステルは唇を噛む。
(人の農作業にくっついて回って文句を言うだけの人なんかじゃないって忘れてた)

