今は魔王の手も借りたい。~転生幼女のほのぼのチートスローライフ~

「いつもと同じ冬なら耐えられるんじゃね? 冷え込むと困るし、薪は多めに用意しておこうかって親父さんたちと話してたとこ」

 彼が親父さんと呼んでいるのは最年長の木こりのことで、実際に彼と血縁関係にあるわけではない。

「できれば今のうちになるべく堅い木を見つけて、家も補強しておけるといいんだけど……。よさそうな木はあった?」

「あるある! 見ていくか? ふらふらしねーって約束できるなら連れてってやる」

「うん、いい子にしてるよ」

「そんじゃ、手」

 エステルの目の前にディルクの大きな手が差し出される。