今は魔王の手も借りたい。~転生幼女のほのぼのチートスローライフ~

 村の氷室ではひとシーズン程度までしか保存がきかないため、もっと長期で保存ができるよう魔法を使ってほしいと頼んだのだ。

 相変わらずかなり渋っていたが、レナーテからも熱心に頼まれたのが鬱陶しかったようで、拒むよりもさっさと終わらせたほうがいいらしいと手を貸してくれたのである。

 ずっとゼファーの魔法に興味を持っていたレナーテが、ついに彼の力の一端を見られると知って喜んでいた。

(これがなにかのきっかけになるといいな)

 エステルは人間を蔑んでいるゼファーの壊滅的なコミュニケーション能力を思い浮かべる。