今は魔王の手も借りたい。~転生幼女のほのぼのチートスローライフ~

 エステルよりも大量の薪を持っており、彼もまた額に汗を浮かべている。

「今度やったら追い出すって言ったよな」

「いじめられてたわけじゃないよ」

 慌ててエステルが間に入る。

「手伝ってくれないからお説教してたとこ」

 エステルが言うと、ゼファーが嘲笑するように鼻で笑った。

「冬になってから寒いって言っても、暖炉にあたらせてあげないんだからね」

「そのときはお前の住居ごと燃やして暖を取る」

「そんなことしたら怒るから」

 最初はエステルもゼファーの物言いにいちいちびくついていたが、もうすっかり慣れてしまった。