今は魔王の手も借りたい。~転生幼女のほのぼのチートスローライフ~

(一緒に手伝う? って言ったらまた怒りそう。ここはひとまず、またねでお茶を濁そう)

 親しくならなければならないが、ある程度の距離は保っておいたほうが安全だと判断し、エステルは少しだけ引きつった笑みを作った。

「そういうわけだから、手伝いに行ってくるよ。お腹が空いたらうちに帰ってきてね。ベッドを用意するのは時間がかかりそうだけど……」

 そう言いかけて、エステルは肩をすくめた。

「寝るときも空中にいるなら、ベッドは必要ないかもね」

 地面に足を下ろそうとしないゼファーを見やり、エステルは小さな畑に向かった。



 しかし、ゼファーラントという男はエステルの予想を裏切る存在だった。