今は魔王の手も借りたい。~転生幼女のほのぼのチートスローライフ~

「あなたにもゼファーラントって名前があるでしょ? 私もそう呼ぶから、あなたもちゃんとエステルって呼んで」

「ゼファーで良い」

「え?」

「二度は言わん」

 そう言うと、ゼファーラントはその場で座るように腰を下ろした。

 当然ながらそこに椅子はない。

(変に逆らうほうが嫌がられるかも……? この人、よくわからないし……)

「じゃあ、ゼファーって呼ぶね」

 宙に座ったゼファーがまたなにもない場所に肘を置いて頬杖をつく。

「えっと……ゼファーはこれからどうするの?」

「少なくともお前に世話を焼かれるつもりはない」

「この村で働くってこと?」

「……誰に向かって言っている」