今は魔王の手も借りたい。~転生幼女のほのぼのチートスローライフ~

「私もかわいそうだと思うわ。メイナ村から追い出したところで、彼には行き場がないのよ」

「相性の合う合わないはあるからな。無理に仲良くならなくてもいいと思うぜ」

 レナーテとフェンデルも後押しし、エステルも無言で視線を送った。

 数秒の沈黙の後、レスターが大きく息を吐く。

「……わかったよ」

 疲れた顔で言うと、レスターは再び席についた。

「その代わり、なにかあったら追い出すことに協力してくれよ」

「任せろ!」

「ええ、わかったわ」

「はいはい」

 ほっとした幼馴染たちを見てエステルも肩の荷を下ろす。

「ありがとう、お兄ちゃん」