今は魔王の手も借りたい。~転生幼女のほのぼのチートスローライフ~

「仲良くなったらひどいことをしようって思わないはずだもの。それに……」

 エステルの脳裏に封印され、ずっと水晶の中で独りだったゼファーラントが浮かぶ。

「またひとりぼっちにするのはかわいそうだよ」

 レスターの話が本当なら、ゼファーラントは身動きが取れない状態で意識があったのだ。

 果ての見えない孤独の中で正気を保っていられるかと言われたら、エステルには自信がない。

「エステルもそう言ってるし、不安なら俺たちも気をつけるよ。それでもまだお前は心配なのか?」

 ディルクに問われたレスターが視線をさまよわせる。